2009年06月17日

山口タグ

最も有名な山口タグ吉田カバンを愛用している人達の多くが言う“山口タグ”です。


これは比較的古い方のタグです。
東京都の電話番号が9桁の頃ですから。また90年代中期(94年)以降は山口氏が退社された為に“BY K.YAMAGUCHI”の文字の記入が無くなっています。


山口タグ
ですからLUGGAGE LABEL のシリーズで山口タグが着いているのは、LUGGAGE LABEL 発表の84〜93年頃までに製造された製品になります。

このタグにデザイナーの名前が記載されることは本当に異例でした。デザイナーといえあくまでも一吉田カバンの社員にしか過ぎなかったからです。

それだけ吉田カバン内での評価が高かく、実績を残してきたからなのでしょうか。

中期の頃のタグ“吉田カバン”マニアとあえて書きますが、マニアの中で“山口タグ”に拘る人達は“吉田=山口”またはLUGGAGE LABELと言う認識を持っているのでしょう。私もそうですから・・・。

しかし、私なりの理由がもう一つあります。

山口氏が退社された後の90年代中盤から“吉田カバンブーム”が起こりました。猫も杓子も吉田のカバンを持ち、雑誌に掲載された製品は品切れ状態が続きました。それです。実は生産が追い付かなくなり、製造を外注に出した時期がありました。あくまでも海外生産をしない苦肉の策だったようですが、それでも職工さんの腕の違いはハッキリと出ていたようです。
在籍後期のタグ
カバンの素材、デザインは確かに吉田の物なのですが、縫製技術が伴っていなかったようで製品は吉田ではなかったです。

知人のカバン屋の店長さんは“吉田らしくない”と嘆いていました。

しかし、その失敗を踏まえて現在はそのような事は絶対にしないそうですから、安心して購入できますね。


TYPE B-3のタグこのタグには“TYPE B-3”と記入されています。これは の鹿革を素材に用いた“TYPE B-3”シリーズのタグです。鹿の革と言う素材な為に材料の供給が安定的に出来ずに惜しまれて廃盤になりました。

私が初めて購入した“山口タグ”の吉田カバンです。

購入して20年が経とうとしていますが、今でもオイルを塗って大切に使っています。一番大切なカバンと言っても良いのかもしれません。

これから私がコレクションしている“山口タグ”紹介していきたいと思います。もし宜しかったら、遊びに来てください。


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Posted by kisegawa at 01:08│Comments(0)bag
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